公園の中に存在する美術館
さいたま市浦和区にある美術館で北浦和公園の中に存在しており公園の緑と一体になっています。
MOMASとも呼ばれており、世界各国でも有名な作家や日本の現代作家などが手がけた作品が数多く展示されています。
定期的に企画展を開催しており、多くの人が来館しています。
参考：http://www.pref.spec.ed.jp/momas/
特徴
建物を設計したのは黒川紀章氏で、他にもいくつかの美術館設計に携わっている方です。
その中でもこの美術館は初期の頃手がけられた作品で、同氏が手がけた名古屋市美術館にもそっくりという特徴があります。
立方体を積み重ねたような独特の形をしており、展示物を快適に鑑賞できるように工夫されています。
椅子の美術館としても有名で、デザイン性が優れた椅子を集めたものが展示されています。
展示されている椅子は観賞用としてではなく、実際に腰掛けて座り心地を確かめることも可能です。
例えば3階資料閲覧室で一際目を引く存在になっているのが真っ赤な唇の形をしたソファです。
これはアメリカのデザイン集団であるスタジオ65が発表したもので、「マリリン」と名付けられました。
この名前からも想像できるように、ハリウッドの大スターであるマリリン・モンローの唇をモチーフにした作品です。
実はこの作品の原型は画家のサルバトール・ダリが手がけたメイ・ウエストの唇という作品をリメイクしたものです。
この他にも様々な椅子が存在していますので、デザイン性だけでなく座り心地も確かめながら楽しんでみてはいかがでしょうか。
色々な楽しみ方
展示されている作品を見て楽しむだけでなく、独自の楽しみ方が用意されています。
毎週土曜日午後から行われているMOMASの扉では、様々な世代の方と一緒に美術館の出来事を楽しめる内容になっています。
美術館を少人数で見て周りながらその内容を元にして簡単な製作を行います。
誰もが楽しめる面白い内容になっていますので、ぜひ気軽に参加してください。
イベントも随時様々な内容が実施されており、MOMASコレクションや企画展が定期的に行われています。
普段はお目にかかれないような珍しい作品が展示されている場合も多いので、イベント開催に合わせてご来館ください。
館内にはイタリア料理を提供するレストランもあります。
特に自家製たまねぎパンは人気が高く、多くの人がおかわりをしているほどです。
アクセス、料金
JRをご利用の場合は北浦和駅から徒歩3分、バスの場合は北浦和駅西口前で下車して徒歩3分の場所にあります。
車でお越しの場合には駐車場がないため、近隣にある駐車場を利用してください。
入館料は無料ですが、観覧料としてMOMASコレクションは一般が200円、大高生は100円の料金が必要になります。
なお、企画展についてはその内容に応じて観覧料が異なるため、実施される内容をご確認のうえお楽しみください。